iPhoneを海外で使う

iPhoneは世界対応ケータイです。いつものiPhoneをそのまま海外に持っていけば、特に設定をすることなく自動的に提携海外事業者の電波を利用できます。

最終更新日: 2013年10月15日
※iOS 7.0.2 / iPhone 5 (SoftBankモデル)で動作確認。機種、OSのバージョン、携帯電話事業者、最新のサービス内容によって仕様が異なる場合があります。

国際ローミングとは

いつもの電話機と電話番号のまま海外で音声通話やメール、インターネット閲覧などデータ通信ができるサービスを「国際ローミング」と言います。

国内のiPhone取扱事業者は国際ローミングのことをソフトバンクでは「世界対応ケータイ」、auでは「グローバルパスポート」、NTTドコモでは「WORLD WING」と呼んでいます。

国際ローミングは海外事業者を経由する分、通信料が割高になり、国内では発生しない着信料(電話を受けている間も1分あたりの通話料)がかかり、通常の国内向けパケット定額サービス対象外となります。

通話料、着信料、データ通信量は国・地域によって通信事業者が異なるため異なります。また、同じ国でも提携事業者が複数ある場合が多く、接続する事業者によって通信料金が異なります。

なお、「国際電話」とは日本から海外の電話番号へかけるサービスですので、別のサービスです。

詳しい海外事業者ごとの料金や対応エリアはご利用中のiPhone取扱キャリアのサイトをご覧ください。

3GとGSMとは

日本で初めて発売されたiPhone 3G以降のiPhoneは「3G(スリージー)」と「GSM(ジーエスエム)」という通信方式に対応しています。3Gとは第三世代携帯電話のことですが、iPhone 4/3GS/3Gの場合はW-CDMA方式(国際的にはUMTSと呼ばれる)のみ対応、iPhone 4S以降ではW-CDMAとCDMA2000の両方式に対応しています。

日本の3G携帯電話はソフトバンク(3G)とドコモ(FOMA)がW-CDMA方式、au(WIN)がCDMA2000方式を採用しています。

GSMは第二世代携帯電話(2G)です。日本では2GというとSoftBank(vodafone) 2Gやドコモのmovaに当たりますが、いずれもPDCという世界標準のGSMとは異なる方式でした。

すでに日本では2Gサービスは終了していますが、世界では今もGSMが広く使われているため、3GとGSMの両方式に対応しているiPhoneは多くの国と地域で国際ローミングが可能となっています。

海外のパケット代は大丈夫? | データローミング

国際ローミング中は通常のパケット定額サービスは対象外です。iPhoneではSafariのアイコンをタップしただけでPCサイトへ通信が行われますので、海外のパケット通信料が不安な人もいるかもしれません。

しかし、心配は要りません。iPhoneの初期設定では「データローミング」がオフに、すなわち国際ローミング中はパケット通信しない設定になっています。通話とSMSとWi-Fiによる通信のみ使える状態です。SMSは海外でも受信無料です(送信は一通/100円の国際料金)。

渡航前の設定確認、海外で一時的に少しパケット通信を行いたい時、後述の海外パケット定額サービスを利用する場合は、下記の通りiPhoneの「設定」からデータローミングのオン・オフが切り替えられます。

ホーム画面の「設定」をタップ。

ホーム画面

「モバイルデータ通信」をタップ。

iPhoneの設定画面

初期設定では「データローミング」がオフになっています。(au版iPhoneでは更に「ローミング」をタップするとデータローミング欄が表示されます。)

もし渡航前にオンだった場合、必ずオフにしておきましょう。渡航前からオンの状態だと、海外パケット定額サービスを利用予定でも、現地に着いた瞬間に定額外事業者に自動接続してしまう可能性があります。

iPhoneのモバイルデータ通信の設定画面

渡航直前には4G(LTE回線を使用)もオフにします。日本に帰国したらオンに戻します。

iPhoneのLTEの設定画面

※海外でメールやネット閲覧をしたい場合、データローミングがオフでもWi-Fiは利用できます
※一部の国では電波法等によりWi-Fiが法的に利用できない可能性があります。事前にお調べ下さい。

海外パケットし放題

対象の海外通信事業者(ドコモの場合は対象国・地域)と接続することで国際ローミング中でもパケット代が1日あたり1,480円~2,980円の定額になる海外パケット定額サービスがあります(日本時間を基準に課金されます)。ソフトバンクの「海外パケットし放題」、auの「海外ダブル定額」、NTTドコモの「海外パケ・ホーダイ」です。

3社とも申込不要ですが、ソフトバンクとau(iPhone 4Sのみ)は現地で「定額対象事業者」を手動設定する必要があります(auのiPhone 5以降では定額事業者へ自動接続、ドコモは定額対象が国・地域単位ですが、国境付近で利用する場合は、定額対象外の隣国の事業者へ接続される可能性があるため手動設定が推奨されています)。

なお、海外でも受信無料なので使い勝手の良いSMSですが、SMSはパケット通信ではないため、海外SMS送信料(1通/100円)は海外パケット定額対象外です。

詳しいサービス内容、設定方法は各社のサイトでご確認ください。

キャリア(通信事業者)の変更方法

日本にもNTTドコモ・au(KDDI)・ソフトバンクなど複数のキャリア(通信事業者)があるように、海外でも同一国内に複数のキャリアがあります。国際ローミングでは同一国内でも接続するキャリアによって通信料金が異なります。また、海外パケット定額サービスでは定額対象事業者が指定されている場合もあります。

iPhoneの初期設定では提携事業者を自動で選び接続されますが、特定の事業者を利用したい場合には、手動で接続する事業者を固定することもできます。

ホーム画面の「設定」をタップ。

iPhoneのホーム画面

「キャリア」をタップ。

iPhoneの設定画面

初期設定では「自動」にチェックが入っていますのでタップしてオフにします。すると利用可能なキャリアの検索が始まります。

iPhoneのキャリア設定画面(自動) iPhoneのキャリア検索中の画面

固定したい事業者名をタップすれば設定完了です。
※日本国内では「自動」に設定してください。

iPhoneのキャリア設定画面(手動)

4Gとは | LTE国際ローミング

iPhone 5以降では「4G」(第四世代携帯電話)とも呼ばれる「LTE」という通信方式に対応しました。LTEには「FDD-LTE」と「TD-LTE」の二種類ありますが、単にLTEと呼ぶ場合は「FDD-LTE」の方を指します。

国内の(FDD-)LTEサービス名称はNTTドコモが「Xi(クロッシィ)」、auが「4G LTE」、ソフトバンクが「4G LTE」となっています。

現在のLTEサービスはデータ通信のみで音声通話は3Gで行われる仕様です。

2013年9月13日よりソフトバンクが韓国「SK Telecom」とLTE国際ローミングを開始、2013年9月19日よりauが韓国「SK Telecom」、香港「PCCW」、シンガポール「M1」とLTE国際ローミングを開始しました。両社とも順次対応エリアを拡大予定です。NTTドコモは2014年にLTE国際ローミングを提供予定です。

LTE国際ローミングの設定方法、サービス詳細、最新のエリアは各キャリアのサイトをご確認ください。

LTE国際ローミングを利用する場合、ホーム画面の「設定」>「モバイルデータ通信」>「4Gをオンにする(LTE回線の使用)」をオンにします。その後、キャリアを手動設定し、「データローミング」をオンにします(auの場合は「音声通話ローミング」もオン)。
※LTE国際ローミングエリア外での国際ローミング時は4G(LTE)はオフにしてください。

iPhoneの4G LTE回線の設定画面

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